現在どんなお仕事をされているのか教えてください。
K
金融機関でシステム刷新をするプロジェクトで、セキュリティ面の調査と設計を担当しています。
セキュリティといえば、昔はインターネット(外部ネットワーク)からの通路をお決まりのルールで遮断する、というくらいだったけど、今はかなり多様化してきていますよね。最近はどんなウイルスやクラッキング技術が出てきてるのかっていう最新情報を調査しつつ、仮にこの経路から侵入されてしまったらどうするかとか、防壁を色々な結節点に配置したり、かなり幅広く綿密に考えてやっています。
A
こちらも金融機関のシステムですが、僕はインフラの運用と保守の部隊のリーダーをしてます。
金融系は安全性がとても大切なので、一つ一つの作業は少し地味なんだけど、メンバーが確実に作業できるように采配に気を配ってます。過去に大きなトラブルがあったお客様なので要求レベルもすごく高いんですよね。数年前から担当してるのですが、今では当たり前になった厳しい要件を、当時はどうやって担保しようかとかなり頑張って考えましたよ。
どれだけ仕組み化しても最後に責任持って動くのは人間なので、人間の管理の方がメインかもしれない。
T
僕も金融系ですね。金融機関向けの電子マネーシステムで、インフラ部分の運用保守を担当しています。
お客様ごとにカスタマイズをして提供しているので、それぞれのお客様に合わせた新しい技術を提案したりもしてます。
Aさんのところも同じかもしれませんが、運用保守って「現状維持」すればいいって話じゃなくて「時代や会社の変化に対して、どうアップデートしていくか」っていう大事な話もあると思うんです。日々新しいことを取り入れながら安全性を担保しなきゃいけないわけで、結構大変ですよね。
偶然にも3名とも金融系のプロジェクトなのですね。IT業界の中でもセキュリティや安定運用の要求レベルが非常に高い分野で大変かと思いますが、お休みはちゃんと取れていますか?
T
僕は正直、今のプロジェクトはめちゃくちゃ忙しいんですが、昨年子供も生まれたので自宅に帰るのが楽しみです。
K
ちょうど忙しいって話をしていたところなんですよね。座談会の記事にしづらい内容だけど(苦笑)前はよく飲みに行ったりしてたけど、今は繁忙期?
T
そうですね。最近ありがたいことにお客様が増えたので、その対応に追われてます。それと、一緒にチームを組んでいるパートナーさんの中には新人さんも多いので、わりと僕が責任持って現場を回してる感じです。
T
新人さんには、彼らの成長に繋がるよう、切り分けた仕事を頼んだりもしてるんですけどね。
あと、もう少し落ち着いてきたらまとまった休みを取る予定です。
K
うん。無理しないで、僕にもまた逐一相談してください。
そういえば昨年Yさん(産休中の女性社員)にもお子さん生まれたし、最近は嬉しい報告多いですよね。
T
はい。やっぱり可愛いですね。うちの子はつかまり立ちをし始めた所。歩き回って怪我したら怖いのでベビーサークル買いました。あんなアイテムがあるんですね~。
A
僕は仕事休んでよく子供のサッカーの試合を見に行ってますよ。
K
サッカーといえば、僕は仕事で仲良くなった人と定期的にフットサルしにいってます。そういうつながりが増えてくるのも楽しいですよね。
そこから仕事に繋がったりすることもあるし。新人のときの人間関係も今に活きてます。
IT業界は技術の変遷や流行の移り変わりも激しいですが、最近のトレンドで気になるものはありますか?
T
AIは気になってますね。もう日常生活では僕もパーソナルAIを使ってますけど、仕事でも活用・提案していける場面はすごく多いと思います。
K
金融でも、問い合わせ窓口を全部AIにしちゃうプロジェクトとかあるね。声色で感情を判別して返答を変えるとか。
僕が今やってるセキュリティの話だと、セキュリティチェックのAIも普及してきているんだけど、そのAIの脆弱性を突こうとするウイルスAIが出てきたりして、AI対AI、みたいな状況にすでになってきてる。昔のSFみたいなのが現実化してきてますよね。
T
ワクワクしますよね。そしてそういうのをコントロールするのが僕たちだから、技術のキャッチアップは大切。
A
そうですね。僕たち自身が常に変わっていかないといけないなと思います。
K
そういう時代の流れを先陣切って作っていけると考えるとすごく楽しいですよね、この業界。
T
言われたことや教わったことだけやれればOK、って思ってる人には流れが早すぎて大変かもしれないけど、むしろ牽引してやる!と思えるなら楽しいと思う。
そういう人と一緒に働きたいなぁ。
では、最後にメッセージをお願いします。
T
繰り返しになっちゃいますが、新しい技術がどんどん出てくるから、自分を変えていける人と一緒にスキルを磨き合う関係になりたいです。
新しい技術に使われる人間じゃなくて、使いこなしてやるって意気込みで頑張りましょう!
A
僕は目の前の仕事にしっかり向き合って取り組んでいける人と働きたいですね。
技術だけでなく、お客様や働く仲間と真摯にコミュニケーションを取れる人が理想です。
K
ちょっと大それたこと言いますが、未来の人たちに繋いでいくような形で技術に貢献したいと思ってます。
若い人たちは僕たちの知見を足場にして、さらにそれを発展させていって欲しいですね。
一緒に変化を楽しみながら、世の中に良いものを届けていきましょう。